
東京・代々木で、足裏専門の小さな施術院を一人で営んでいます。
足裏施術院 なごさんの「なごさん分院 愛弟子コース」で施術者として経験を積んだのち、2024年に独立しました。
ここでは、私がなぜ足裏の施術をするようになったのか、少しだけお話しさせてください。
― 身体と向き合うようになったきっかけ ―
幼少期から10代の頃まで、私はあまり身体が丈夫な方ではありませんでした。
高校生の頃には原因の分からない体調不良が続き、通学途中に動けなくなったり、保健室で休ませてもらったりすることもありました。
病院で検査を受けても特に異常は見つからず、どうしたらよいのか分からない。
そんな経験から、少しずつ自分自身の身体に目を向けるようになり、大人になってからは東洋医学に興味を持ち、整体などにも長く通うようになりました。
少しずつ身体との付き合い方が分かるようになり、以前よりも自分の身体の声を意識するようになったのもこの頃だったと思います。
― ヨーロッパで気付いた「足裏」 ―
20代の頃、単身ヨーロッパで6年ほど暮らしていたことがあります。
寒さで体調を崩すことも多く、言葉も十分に分からない中で、どうしたら少しでも楽に過ごせるだろうと自分なりに探していました。
そんな時、ネット上でふと目に留まったのがセルフでできる「足つぼ」でした。
冷えを感じる日は足湯をし、そのあとに自分で足裏の気になるところを押したり揉んだりしてみる。
すると不思議と、足だけではなく身体全体がふっと楽になるような感覚がありました。
ただ気持ちがいい、リラックスするというだけではない。
足裏に触れることで、身体の感じ方まで変わることがあるのだと知ったのが、この頃でした。
今思えば、これが私が足裏に興味を持った最初のきっかけだったように思います。

― なごさんとの出会い ―
それから長い年月が経ち、知る人ぞ知る足裏施術の名店であり、私が尊敬する師でもある「足裏施術院なごさん」との出会いがありました。
初めて施術を受けた時、それまで自分が知っていたものとはまったく違う、繊細で心地よい施術に驚いたことを覚えています。
そして通ううちに、私自身にも少しずつ変化を感じるようになりました。
いつも感じていた全身の冷えが気にならなくなり、肌のトーンが明るくなったように感じたり、足のむくみがすっきりして、一回り細くなったように感じたり。
何より印象に残っているのは、身体だけでなく、気持ちまで以前より楽になっていったことでした。
※上記は、私自身が施術を受ける中で感じた個人的な体験です。感じ方には個人差があります。
かつてヨーロッパで、見よう見まねで自分の足に触れながら感じていたもの。
そのずっと先にあるものに、ようやく出会えたような気がしました。
「この施術を、私も学びたい。」
そう思い、なご先生のもとで学ばせていただくことを決めました。
― めぐり廻に込めた想い ―
私は、足裏施術を単に「疲れた時にリラックスするためのもの」だけとは考えていません。
もちろん、気持ちよく力を抜き、ゆっくりと過ごしていただくことも、とても大切にしています。
けれど、それと同じくらい、
「最近、自分の身体のことが少し気になる」
「もう少し自分の身体を大切にしたい」
「これからも心地よく毎日を過ごしていきたい」
そんな時に、ご自身の身体に目を向けるきっかけのひとつとして、足裏施術を思い出していただけたら嬉しく思います。
私自身、身体のことで悩んだ経験があったからこそ、
ご自身の身体と向き合いたいと思っている方とのご縁を、大切にしていきたいと思っています。
たくさんの方をお迎えすることよりも、
お越しいただいたお一人おひとりと丁寧に向き合うこと。
足裏から身体へ、そして日々の暮らしへ。
心地よい時間が、やさしく巡っていくこと。
また、お客様との一期一会を大切にし、
ここで生まれたご縁が、ゆっくりと巡り廻っていく場所でありたい。
「めぐり廻」という名前には、
そんな“巡り”と“ご縁”への想い、
そして私自身の名前「めぐみ」の響きを重ねています。
師から受け継いだ技術と想いを大切にしながら、私自身も一人の施術者として、これからもみなさまの健やかな生活に少しでもお役に立てるよう精進してまいります。
足裏施術院 めぐり廻 -megurine-
髙橋 めぐみ